一問一答:勉強時間や合格率

 

公認会計士資格とは?

▶︎監査業務が行える唯一の国家資格です。

 

いつ試験があるの?

▶︎短答式試験(1次試験)は5月と12月に、論文式試験(2次試験)は8月に実施されます。短答式試験に合格した者は、その後2年間は短答式試験が免除されます。

つまり、X1年の12月短答またはX2の5月短答に合格→X2年、X3年、X4年論文式試験が受けられます。
論文式試験に合格すれば、資格保有者となります。
 

合格者数と率は?

▶︎2017年は1,231人が合格しました。 一発合格の合格率は10%程度と言われています。
 

就職先は?

▶︎就職先としては、大手監査法人(EY、PwC、Deloitte、KPMG)が最も多く、その他の監査法人、会計事務所、コンサル、投資銀行、事業会社の経理や経営企画部門の選択肢もあります。
 

どれくらい勉強をするのか?

▶︎3000-5000時間と言われています。大手予備校のカリキュラムは2-3年のコースで組まれていることが多いです。しかし、効率よく学習をすれば、1年強での合格も可能です。実際に筆者は、1年で短答式に合格しています。短期間合格には【受験の目的を意識し】【自分に合った学習方法で】【より効率的に吸収し、忘却をなるべく少なくする】ことが一番大事です。このブログでは、筆者の取った方法と、自分にあった学習方法の見つけ方について書いていきます。
 

働きながらは可能か?

▶︎私は学生という身分で受験したため、非常に時間の取りやすい状況にあったため、1年間で集中して勉強することができました。しかし、振り返って一年間の勉強時間を見ると、短答試験まで2600時間・1日平均7時間でした。さらに、2ヶ月ほどダラダラと過ごしてしまったことを考えると、効率を徹底させれば、短答試験まで2200時間1日6時間に短縮できるかと思います。もちろん、従事していらっしゃる仕事の拘束時間にもよりますが、短期決戦も不可能ではないと思います。
また、短答式試験に合格した者は、その後2年間は短答式試験が免除されるほか、論文式試験は、科目合格制があり、合格した科目については2年間免除が受けられるため、一旦短答試験を切り抜ければ、心身ともに余裕を持ち取り組めると思います。

 

予備校に通ったほうがいいのか? 

▶︎通うことを強くオススメします。理由は、
・試験範囲の重要度と難易度を鑑みて、勉強の指針を教えてくれるから
・いつでも質問できる先生がいるから
・試験範囲や会計基準等の改定に即座に対応し、テキストを編成してくれるから
です。
 
学費はどこもだいたい60万円強かかりますが、資格試験という性質を踏まえ、テキストや学習順番を「考え選ぶこと」よりも、「試験内容を学習すること」に時間と脳みそを使うことをおすすめします。
 
 

(ソース:『日本公認会計士協会』 https://jicpa.or.jp/cpainfo/applicant/examination/, 閲覧日: 2019/09/23)